「人が続かない現場」を変える力は、現場にある
労働環境改善労働者の権利2025年5月7日
― これからの小売業で働くあなたへ伝えたい、“声を上げる”という選択 ―
いつもレジに立ち、品出しをし、裏方で汗をかき、休憩もままならない中で働いてくださっている皆さんへ。
私たちは、あなたの「もう無理かも…」「これ以上、頑張っても報われない…」という本音を見過ごしません。
いま、小売業の現場では何が起きているのか?
私たちの働く小売業界では、いま深刻な課題が重なっています。
- 人手不足が常態化し、1人あたりの負担が増えている
- 人件費削減の名のもと、賃金は最低限に抑えられたまま
- 休みたいときに休めない、代わりが見つからない
- 頑張っても正当に評価されない、“なんとなく”の査定
こうした状況のなか、特に深夜帯や土日祝の勤務に入るスタッフに負担が集中しています。
限界ギリギリまで働いて、それでも「ありがとう」の一言さえない職場――そんな現実に、心がすり減ってはいませんか?
「仕方ない」と諦める前に、“変えられる”という事実を知ってください
もしかしたら、こんなふうに思っているかもしれません。
「会社は変わらない」
「誰に言っても意味がない」
「我慢するしかない」
でも、それは違います。
現場で働く私たち一人ひとりには、職場を変える“力”があるのです。
“声を上げる”ことは、決してわがままではありません
マルエツエクスペリエンス労働組合は、
現場の一人ひとりの声を集め、会社に対して正式な申し入れを行う**「対等な交渉の場」をつくっています。**
- 「夜勤の時給が上がった」
- 「シフトの改善が進んだ」
- 「評価制度にガイドラインができた」
これらはすべて、現場からの声をもとにした成果です。
“変えたい”という想いが、現場を変えるきっかけになったのです。
小さな現場でも、声が集まれば変えられる
「うちみたいな店舗で、組合なんて意味があるの?」
そんな疑問もよく聞きます。
でも、意味があるんです。
組合には、たとえ数名からでも**「団体交渉権」という法的な力**があり、
会社はその声を無視することができません。
つまり、あなたの声が“組織の声”になれば、会社に届くようになる。
これは、一人ひとりにとって大きな前進です。
最初の一歩は、“話してみること”から
加入を強制することはありません。
脱退も自由、匿名の相談も可能です。
誰でも、いつでも、どんな不安でも聞かせてください。
- 「今の働き方に不安がある」
- 「評価されていないと感じる」
- 「誰かと一緒に変えていきたい」
そんな思いを、どうか一人で抱え込まないでください。
あなたの声が、職場の未来をつくります
「黙って働く」時代はもう終わりにしましょう。
“声を上げる”ことは、未来をあきらめないという意志です。
私たちマルエツエクスペリエンス労働組合は、
あなたのそばで、あなたと一緒に、働きやすい職場を本気でつくっていきます。
ご相談・お問い合わせはこちら
運営事務局:me.union0703@gmail.com
あなたの一歩が、明日の希望につながります。
本記事は、各種報道および公表されている情報をもとに、労働組合の立場から整理・解説したものです。法律や制度の詳細な運用については、厚生労働省などの公的機関による正式な発表やガイドラインをご確認ください。